山脇製菓 レーズンかりんとう 90g

和菓子

山脇製菓 レーズンかりんとう 90g

山脇製菓 レーズンかりんとう 90g レビュー

山脇製菓の「レーズンかりんとう 90g」は、長年愛され続けるかりんとうに、レーズンの甘酸っぱさと香りが加わった、一風変わった和菓子です。今回は、このレーズンかりんとうを実際に味わってみて感じたことを、詳細にレビューしていきます。

第一印象:見た目と香り

パッケージを開けた瞬間に広がるのは、かりんとう特有の香ばしい匂いに、ほのかなレーズンの甘い香りが重なった、なんとも食欲をそそる香りでした。見た目は、一般的なかりんとうと変わらず、きつね色に揚げられた棒状の生地に、黒糖の蜜がコーティングされています。しかし、よく見ると、生地の中にレーズンらしき粒が点々と見え隠れしています。この、ありそうでなかった組み合わせに、期待感が高まりました。

食感:カリッ、サクッ、そしてトロリ

まず、一口かじった時の食感は、期待通りの「カリッ」とした小気味よい歯ごたえです。かりんとう本来の、しっかりとした揚げ具合が感じられます。しかし、噛み進めるうちに、生地の中に練り込まれたレーズンが、その甘みと水分を解放し始めます。このレーズンが、かりんとうの表面のカリッとした食感とは対照的に、口の中で「トロリ」とした食感を生み出します。さらに、レーズンが潰れることで、生地の「サクッ」とした軽やかな食感も加わり、一口の中に複数の食感のグラデーションが生まれるのが、このかりんとうの魅力だと感じました。

レーズンの存在感

レーズンは、ただ単に生地に混ぜ込まれているだけでなく、その存在感がしっかりと主張しています。甘酸っぱさが、かりんとうの濃厚な黒糖の風味と絶妙なバランスを保ち、単調になりがちなかりんとうの味わいに、深みと奥行きを与えています。レーズンの量は、決して多すぎず少なすぎず、まさに「ちょうど良い」と感じる量です。レーズンが苦手な方でも、これなら美味しく食べられるのではないかと思いました。

味わい:黒糖とレーズンのハーモニー

口の中に広がる味わいは、まず、かりんとうならではの、コクのある黒糖の風味がガツンときます。しかし、その濃厚な甘さの中に、レーズン由来の爽やかな酸味と、凝縮された甘みが、絶妙なタイミングで現れます。この二つの風味が、互いを打ち消し合うのではなく、むしろ引き立て合い、複雑で奥行きのある味わいを作り出しています。

甘さのバランス

黒糖の甘さは、しっかりとしているのですが、レーズンの酸味が加わることで、後味が重くなりすぎず、むしろスッキリとした印象を受けました。この、甘さと酸味のバランスが非常に巧みで、ついつい手が止まらなくなってしまいます。お茶請けとしてはもちろん、コーヒーや紅茶とも相性が良いと思います。

こんなシーンにおすすめ

このレーズンかりんとうは、以下のようなシーンで特におすすめです。

  • いつものおやつに変化をつけたい時:定番のかりんとうに飽きたら、ぜひ試してみてください。
  • ちょっとした手土産に:和菓子好きの方にも、そうでない方にも喜ばれる、意外性のある一品です。
  • 読書や映画鑑賞のお供に:ポリポリと食べながら、リラックスした時間を過ごせます。
  • お子様のおやつに:レーズンの自然な甘みと、かりんとうの親しみやすい形状は、お子様にも人気が出そうです。

まとめ

山脇製菓の「レーズンかりんとう 90g」は、伝統的なかりんとうの美味しさをベースに、レーズンの甘酸っぱさと香りを加えることで、新しさと懐かしさを同時に感じさせてくれる、非常に完成度の高い和菓子でした。カリッ、サクッ、トロリといった食感の楽しさ、黒糖とレーズンの絶妙な味わいのバランス、そしてレーズンの爽やかなアクセント。これら全てが相まって、一度食べたら忘れられない、魅力的な逸品です。

90gという少量パックなので、気軽に試しやすいのも嬉しい点です。日々の生活に、ちょっとした彩りと驚きを加えてくれる、そんな「レーズンかりんとう」を、ぜひ一度ご賞味ください。

上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください