井桁堂 和フィナンシェ(C6161578) 取り寄せ商品の感想レビュー
以前から気になっていた、井桁堂の「和フィナンシェ」をお取り寄せしました。
「和フィナンシェ」という名前から、どのような味わいなのだろうかと興味津々。
普段は和菓子を好む私ですが、フィナンシェのような洋菓子の要素も加わることで、一体どんな新しい発見があるのか、期待に胸を膨らませて開封しました。
箱を開けた瞬間に広がる、上品で控えめな甘さの香りが、期待感をさらに高めてくれます。
見た目も、これまでのフィナンシェとは一線を画す、和の趣を感じさせる色合いと形状で、贈答用にもぴったりだと感じました。
今回は、定番の抹茶味と、季節限定の桜味、そしてほうじ茶味の3種類を試すことができました。
それぞれのフレーバーに込められたこだわりが、一口ごとに伝わってくるような、そんな感動がありました。
抹茶味:深いコクと爽やかな苦味の調和
まずは、定番の抹茶味からいただきました。
一口かじると、口の中に広がるのは、濃厚で奥深い抹茶の香り。
ただ苦いだけでなく、抹茶本来の持つ旨味とコクがしっかりと主張しています。
生地は、しっとりとしていながらも、フィナンシェ特有のアーモンドプードルの香ばしさが絶妙なバランスで共存しています。
バターの風味も強すぎず、抹茶の風味を邪魔することなく、むしろ引き立てる役割を果たしています。
後味はすっきりと清涼感があり、甘すぎないので、ついついもう一つと手が伸びてしまう美味しさでした。
日本茶はもちろん、コーヒーとも相性が良さそうな、万能な味わいです。
抹茶好きにはたまらない一品だと思います。
桜味:春の訪れを感じさせる繊細な甘み
次に、季節限定の桜味をいただきました。
桜の風味のお菓子は、桜の香りが人工的すぎたり、甘さが強すぎたりすることがありますが、この和フィナンシェは全くそんなことはありませんでした。
ほんのりと、上品に桜の香りが漂い、口にした瞬間に春の訪れを感じさせるような、繊細な甘さが広がります。
桜の葉の塩漬けのような、ほんのりとした塩味と、甘さのバランスが絶妙で、味に深みを与えています。
生地は、抹茶味と同様にしっとりとしており、桜の風味が優しく包み込まれているかのようです。
見た目もほんのりピンク色をしており、春らしい華やかさを演出しています。
これは、桜の季節にぴったりのお菓子で、見た目にも味にも癒される一品です。
ほうじ茶味:香ばしさと深いコクが織りなす大人の味わい
最後に、ほうじ茶味をいただきました。
ほうじ茶の香ばしさが、一口目からしっかりと伝わってきます。
焙煎された茶葉の風味が、アーモンドプードルの香ばしさと相まって、なんとも言えない深みのある味わいを生み出しています。
甘さは控えめで、ほうじ茶の持つ香ばしさとコクが存分に楽しめます。
生地は、他のフレーバー同様に、しっとりとした食感で、ほうじ茶の風味を優しく包み込んでいます。
後味には、ほんのりとした苦味と香ばしさが残り、大人向けの味わいだと感じました。
コーヒーだけでなく、日本茶、特に緑茶やほうじ茶とも相性が抜群で、ゆっくりとティータイムを過ごしたい時にぴったりです。
食感と全体的な印象
どのフレーバーも、生地はしっとりとしており、フィナンシェ本来の持つ、バターとアーモンドの風味を活かしつつ、和の素材の個性をしっかりと引き出している点が素晴らしいと思いました。
洋菓子と和菓子の良いところが融合した、新しいジャンルのスイーツです。
甘さも控えめで、素材そのものの風味を大切にしているのが伝わってきます。
一つ一つのサイズ感も、ちょっとしたおやつにちょうど良く、飽きずに食べ進められます。
まとめ
井桁堂の「和フィナンシェ」は、期待を遥かに超える美味しさでした。
それぞれのフレーバーに、素材へのこだわりと、繊細な味の調和が感じられ、一口ごとに感動を覚えました。
特に、抹茶味の深いコク、桜味の春らしい繊細な甘み、ほうじ茶味の香ばしい大人の味わいは、それぞれに個性的でありながら、共通して上品な美味しさがあります。
洋菓子でありながら、どこか懐かしさも感じさせる、老若男女問わず愛される味だと思います。
贈答用としても、自分へのご褒美としても、自信を持っておすすめできる逸品です。
また、季節限定のフレーバーも登場するようなので、今後も目が離せません。
取り寄せして本当に良かったと思える、大満足の和フィナンシェでした。
上の文章は個人的な感想です。下記サイトで正確な情報をお確かめください

